明日の日本株の読み筋=米政府機関の閉鎖回避織り込み、その後の地合いの弱さには警戒感も

国内市況

株式

2023/10/2 16:32

 あす3日の東京株式市場は、不安定な相場付きか。2日の日経平均株価は朝高後に値を消し、3万1759円(前週末比97円安)と3営業日続落し、安値で引けた。9月30日の米国でつなぎ予算が成立し、政府機関の一部閉鎖がひとまず回避され、時間外取引で米株価指数先物が上昇。取引開始前に発表された9月調査日銀短観で大企業・製造業の業況判断指数が予想以上に改善したことも支援し、前場の早い段階で上げ幅は一時540円を超えた。ただ、後場入り後は、先物主導で下げに転じた。米長期金利の先高観を懸念する向きもあったが、米政府機関の閉鎖回避を織り込み、その後に軟化したことで地合いの弱さに警戒感が漂う。

 米国マーケットでは、休場中に成立したつなぎ予算や、週明け2日に発表される9月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数の結果を受けて、どう反応するかが注目されるが、その動向次第では日本株の調整継続につながる可能性も残る。

提供:ウエルスアドバイザー社

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