明日の日本株の読み筋=神経質な展開か、米イベント控え中東関連ニュースに注視も

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株式

2023/10/10 16:30

 あす11日の東京株式市場は、神経質な展開か。3連休明け10日の日経平均株価は大幅反発し、3万1746円(前週末比751円高)で引け、今年最大の上げ幅となった。9日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言などを手がかりに金融引き締め観測が後退し、主要株価指数がそろって上昇。この流れを受け、買い優勢の展開だった。ただ、米国では、11日に9月PPI(生産者物価指数)、9月19-20日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨が発表され、12日には9月CPI(消費者物価指数)が明らかにされる。米イベントを控え、米長期金利の動向が気になる。

 一方、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍との武力衝突による中東の地政学リスクについては、現時点では株式市場への影響は乏しい。もっとも、中東情勢が一段と悪化した場合にはリスク回避姿勢から株売りの動きが広がる可能性もあり、関連ニュースには注視する必要がある。

提供:ウエルスアドバイザー社

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