7-9月GDPは年率2.1%減

株式

2023/11/15 15:56

<チェックポイント>

●3四半期ぶりのマイナス、市場予想下回る

●個人消費、設備投資いずれもマイナス寄与

●民間住宅も低迷

 内閣府が15日に発表した23年7-9月期の実質GDP(国内総生産)速報値(季節調整済)は、前期比年率2.1%減と3四半期ぶりにマイナスとなった。市場予想(0.4%減)も上回った。

 7-9月の個人消費は前期比0.0%(4-6月はマイナス0.9%)。物価高が食品を中心に消費を抑えたほか、自動車の販売も減少した。民間企業設備については、0.6%減(同1.0%減)とマイナスが続いた。民間住宅は0.1%減(同1.8%増)にとどまった。

 新藤経済再生担当大臣は、今後は中国経済の先行き懸念など海外景気の下ブレが経済を下押しするリスクを指摘している。また、足元の景気が力強さに欠ける状況にあることから、日銀の金融政策の正常化には時間が掛かるとの見方も浮上している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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