サンリオが3日ぶり急反落、転換社債型新株予約権付社債の発行で1株利益の希薄化を警戒

株式

2023/11/29 15:55

 サンリオ<8136.T>が3日ぶりに急反落し、407円安の6018円を付けている。28日引け後、300億円の28年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行すると発表、1株利益の希薄化が警戒された。

 転換価額は7710円で、28日終値6425円に対するアップ率は20.0%となった。当初の転換価格により全てが株式に転換された場合の潜在株式数の比率は4.82%となる見込み。

 手取り概算金311億円のうち、上限120億円を24年1月末までに218万9100株(発行済み株式数の2.46%)を取得する公開買付けに係る資金に充てる。残額については、27年3月末までに、グローバルにおけるライセンスビジネスのバリューチェーン補完などの国内外における同社顧客とのリアル接点の拡大を目的とした既存事業の強化のための投資資金に充当する。

 29日の終値は、前日比351円安の6074円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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