<米国株情報>アップル、中国で「iPhone15」を異例の値下げ

株式

2024/1/16 10:01

 IT大手アップル<AAPL>は15日、中国で最新モデルの「iPhone15」を最大500人民元(約1万円)値引きすると明らかにした。期間は18日から21日までとしており、春節商戦を前に需要を喚起する。ホリデーシーズンなど特定期間に販売店が値下げすることはあるが、アップル自身が最新モデルを値引きするのは異例と話題になっている。

 これはアップルのウェブサイトで明らかにしたもので、アイフォンの値下げはホリデー期間中、サードパーティの小売業者が行うことはあるが、アップル自体が自社の販売チャンネルで引き下げるのは異例。また、アップルはアイフォンだけでなく、タブレット型PC「アイパッド」やPC「マック」の一部でも旧正月前に値下げ販売を行う。

 中国のスマートフォン大手シャオミ(小米)や通信機器大手ファーウェイ(華為)など地元企業との競争が激化するなか、需要の低迷を懸念しているとみられるが、iPhoneだけでなく、PCの「Mac」やタブレットの「iPad」の一部も値引きする。アップルにとって、売上高全体の約2割(22年度)を占める中国は重要な市場となっている。

 米投資銀行ジェフリーズによると、中国でのiPhoneの販売台数は1月第1週で、前年比30%超の減少となったという。中国における23年の販売台数は前年比3%減となったが、24年は2ケタの減少になる可能性があると見ている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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