明豊エンター、シンガポールに初進出、アジア圏の販売ルート拡大

株式

2024/3/13 9:52

 明豊エンタープライズ<8927.T>が3月12日、海外投資家への販売強化を目的にシンガポールで、3月7日と8日に現地の仲介業者の協力の元、個別商談会を実施したと発表した。同社は23年3月より台湾をはじめとするアジア圏での販売ルートを順次拡大しており、シンガポールへの進出は初となる。

同社では、23年3月に台湾で実施したセミナーを手始めに、アジア圏での販売ルートを拡大している。同年11月にも台湾でセミナーを実施しており、アジア圏における海外投資家の購入物件棟数は、23年7月期で12棟、23年8月-24年2月現在で7棟と好調。日本の事業用不動産市場は年間約4兆円規模で推移しており、そのうち外資系不動産ファンドをはじめとした海外投資家の購入割合は約1兆円に及ぶ。今般、進出したシンガポールは、その約45%の4500億円を占めており、昨今の外国為替市場での円安加速やインバウンド(訪日外国人観光客)需要回復の影響により、シンガポールにおける日本の不動産投資に対する需要は増加傾向にある。

シンガポールでは、日本国内の不動産に対する注目度が高く、1棟のみならず複数棟まとめて購入するバルク買いの需要が高く、物件の継続かつ長期的な供給が求められている。同社では、土地取得から開発、販売、施工、管理までをグループ会社で担う一貫体制を強みとしており、年間50棟の供給を計画。シンガポールの投資家ニーズや市場動向に合わせた安定した供給が可能となっている。

今回、機関投資家を中心に多くの商談を実施、大きな反響を得ることができたとしている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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