ステラファーが大幅続伸、中国・海南島事業における保証金10億円を受領

株式

2024/6/5 11:37

 ステラファーマ<4888.T>が大幅続伸。一時は前日比74円高の425円を付けた。4日大引け後、中華人民共和国・海南島事業における保証金を受領したと発表し好感された。

 同社は日本で既に承認を得ている「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん」を対象としたBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)について、海南島医療特区での開始を目指している。同事業の準備として、中国Pengbo社などとBNCT用ホウ素医薬品「ステボロニン」の供給に関する基本契約を締結し、Pengbo社により医療機関関連業務従事ライセンスを取得するとともに、指定医療機関(BNCTセンター)の建設も進展中だ。

 今回、基本契約に基づく保証金として、Pengbo社から総額10億円を受領した。これは、治療開始に必要となる両社の合意事項の履行と諸手続きが順調に進ちょくしていることを示し、取引およびプロジェクトの着実な進展を確認するまでの与信管理強化が目的としている。

 海南島医療特区におけるプロジェクトは2025年4月-6月に治療を開始する計画。なお、Pengbo社は同スケジュールを早めて、24年末までに治療を開始することを目標に準備しているという。

 株価は前日比29円高の380円で前引け。

提供:ウエルスアドバイザー社

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