<米国株情報>GM、傘下のクルーズに金融支援と事業戦略見直しを検討中か

株式

2024/6/13 10:04

 自動車大手ゼネラル・モーターズ<GM>は事業継続が危ぶまれている傘下の自動運転車開発ベンチャーであるクルーズ・オートメーションへの金融支援と事業戦略の見直しの提案を検討しているもようだ。経済通信社ブルームバーグが11日、関係者の話として伝えた。

 クルーズは23年10月に複数の交通事故を引き起こしたことを受けて事業計画が白紙に戻されている。GMは今後の事業資金の調達先について、GM以外の出資先を検討する予定。

 GMは自動運転技術をロボットタクシーだけでなく、自動運転機能を備えた個人所有の車両にも適用する方法についても検討しているもようだ。ポール・ジェイコブソンCFO(最高財務責任者)は12日、投資家向け会合で、「ロボットタクシーという概念だけでなく、究極的には個人の自動運転にとって非常に重要な研究開発段階だと考えている」と述べている。

 クルーズはロボタクシーによる交通事故の多発を受け、23年11月22日にサービス提供エリアを従来計画の10都市以上から1都市に規模を縮小する方針を発表している。GMはコスト削減のため、従業員(約3800人)の24%に相当する約900人を解雇、10億ドルのコスト削減に成功しているが、クルーズは第1四半期(1-3月)に4億4200万ドルの損失を計上している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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