<一撃!裏銘柄>物価高で本領発揮、鮮魚ECなどでも有力――日本エンタ

株式

2024/6/13 11:32

 有力低位株として日本エンタープライズ<4829.T>を狙いたい。

 物価上昇による消費者の生活防衛意識の高まりが、同社の事業環境への追い風になりそうだ。レジャーやグルメ、ショッピングに加え、健康、育児・介護など幅広いジャンルで140万件以上のサービスが使い放題の優待割引サイト「ラッキーステーション」を手掛けており、物価高局面で伸び代が大きい。また、注力する中古スマホの買い取り販売サービスは、世界各国のさまざまな認定・認証を受けたデータ消去に定評があり、インフレ下で存在感を高めつつある。

 鮮魚EC(電子商取引)でも有力だ。東京魚市場卸協同組合の公式ECサービスで、豊洲市場仲卸業者の目利きによる水産商品を豊洲市場から飲食事業者へ直接配送する「いなせり」を展開している。地方や郊外の飲食店に鮮魚の即日発送を行い、訪日外国人観光客の増加によるすし需要拡大と相まって大きく伸長する可能性がある。

 端末やサーバーなどのデバイスを初期設定する「キッティング」領域でも強みを発揮している。手作業で行われることが多いデバイスの初期設定を、RPA(ロボットによる業務自動化)ツールを用いて自動化し、作業効率の約10倍アップを実現している。大手通信キャリアや大手保険会社などに導入実績を積み上げていることから、新規顧客の開拓も期待される。

 このほか、交通事象をマップ上で確認できる物流企業向け交通情報サービス「ATIS on Cloud」など、物流の2024年問題対策にも関連するサービスを手掛ける。豊富な材料性を背景に、株価の浮上が期待される。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ