<相場の読み筋>6月24日
2019/6/24 7:34
前週末21日の米国株式は、5日ぶりに反落した。NYダウが前日比34.04ドル安の2万6719.13ドル、ナスダック総合指数が同19.633ポイント安の8031.707ポイントで取引を終了。出来高概算は、株価先物、株価指数オプション、個別株オプションの清算日だったことから、ニューヨーク市場が20億7836万株、ナスダック市場が26億5382万株と膨らんだ。FRB(米連邦準備制度理事会)の金利引き下げ期待が継続し、NYダウは一時150ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、買い一巡後は、前日までの4日間で660ドルを超える上げを演じていたことや、週末要因などに加え、対イラン情勢への警戒感などから、下げに転じた。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやダウ(旧ダウ・デュポン)、ユナイテッド・テクノロジーズなどが値下がり率の上位に入っている。
24日の東京株式は、弱含みの展開か。前週末21日の米国株式は5日ぶりに反落。米国による対イランへの追加制裁などが見込まれるなか、手控えムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(前週末21日の終値は107円45-46銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円近辺(同121円54-58銭)と円安方向にある。ドル・円相場は、足元でやや落ち着きをみせているが、引き続き神経質な展開が続きそうだ。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、LINE<3938.T>、コマツ<6301.T>などが、21日の東京終値に比べしっかり。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所終値比15円安の2万1175円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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