<特集>実力内需株をマーク(4)=ALSOK―収益拡大に期待、テクニカル好転に需給妙味も

株式

2019/8/23 17:32

 綜合警備保障(ALSOK)<2331.T>はマーク続行の対象になる。20年3月期第1四半期(19年4-6月)の連結決算では営業利益71億8100万円(前年同期比21.0%増)を達成。通期の同利益予想は346億円(前期比7.2%増)と3期連続の最高利益更新を見込む。主力のセキリティー事業を核に増勢ペースを保っている。特に東京五輪・パラリンピック開催期間に当たる来21年3月期は特需効果で一段の収益拡大が期待され、フォロー要因として改めて見直される可能性がある。

 株価は、7月31日に年初来高値5390円を付けた後、おおむね5100円を挟んでのもみ合い相場となっている。ただし、すでに25日・75日の各移動平均線上に復帰するとともに、日足一目均衡表の「雲」上に抜け出し、テクニカル好転の流れにある。

 ちなみに、16日申し込み現在の信用取引残高は買い残が5万2300株、売り残が5万1200株とほぼイーブン。一方、同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保・無担保合計で40万株強に上り、需給妙味も内包している。

提供:モーニングスター社

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