明日の日本株の読み筋=様子見気分か、中東情勢やFOMC見極めで

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2019/9/17 17:36

 あす18日の東京株式市場は、様子見気分か。14日にサウジアラビアの原油施設が攻撃され、中東情勢が緊迫化し、週明け16日のNY原油先物相場は急騰した。世界経済への影響が懸念され、引き続き中東情勢の行方が気になるところだ。一方、注目のFOMC(米連邦公開準備制度理事会)が17-18日に開催され、結果を見極めたいとの空気が強まろう。18-19日には日銀金融政策決定会合も行われ、積極的な売買は期待にしにくいとみられる。市場では、「今週の日米金融決定会合次第で材料出尽くしとなり、相場は一休みする可能性がある」(国内証券)との見方も出ていた。

 3連休明け17日の日経平均株価は小幅ながら10営業日続伸し、2万2001円(前週末比13円高)引け。中東情勢の緊迫化や原油急騰を背景に16日の米国株式が下落した流れを受け、下げ幅は一時100円を超えたが、一巡後は円安・ドル高を支えに上げに転じた。戻りは限定され、再度マイナス圏入りする場面もあったが、大引けにかけては小高い水準で推移した。外部環境が不透明ななか、心理的なフシ目となる2万2000円を約5カ月ぶりに回復し、基調の強さを改めて印象付けたが、上昇続きで利益確定売りや戻り待ちの売りを警戒する向きは少なくない。

提供:モーニングスター社

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