Mマートが出店型サイトで伸長、大幅増益達成に向けて順調推移

株式

2019/10/1 16:11

 業務用食材卸サイト運営のMマート<4380.T>は20年1月期業績の達成に向けて順調な推移。上期業績は人件費の増加で小幅減益となったが、下期の盛り返しで通期では大幅増益となる見込みにある。主力の出店型サイト「Mマート」が伸びている。

 上期(2-7月)の単体業績は売上高3億3800万円(前年同期比5.1%増)、営業利益6900万円(同4.6%減)となった。「Mマート」が伸びている一方、人件費などが増加。ただ、前期にあったIPO(新規上場)費用がなくなって営業外費用は減少しており、経常利益以下は2ケタ成長となっている。BtoBの卸市場は拡大しており、Eコマース(電子商取引)比率も上昇傾向が続くなど、事業環境は良好。主力の「Mマート」は売り手企業の増加が買い手企業を呼び込む好循環サイクルが出来上がっている。費用が平準化する下期は利益が出て、通期では売上高7億4700万円(前期比14.0%増)、営業利益2億1200万円(同44.7%増)となる見込みだ。

 株価は1700円近辺で推移。上期決算を通過しても大きな動きはなかったが、新興市場の環境好転もあって徐々に下値切り上げの動きに進み始めている。目先の株価には出遅れ感もあり、参戦妙味がありそうだ。

 1日の終値は、前日比6円高の1766円。

提供:モーニングスター社

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