三井化学が小動き、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」継続、目標株価は2670円に引き下げ

株式

2019/10/7 16:31

 三井化学<4183.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では4日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は2790円から2670円に引き下げている。

 同証券では、フェノール市況悪化などを新たに織り込み、業績予想を下方修正、あわせて目標株価を2670円に引き下げるとしている。「ニュートラル」継続の理由として(1)世界的な新車需要の減速により同社の自動車関連素材の販売が力強さを欠くこと(2)同社が三井化学単体および子会社、持分法会社を通じてエクスポージャーを有するフェノール、BPA、アセトン、TDIなど石化誘導品の収益モメンタムが鈍化していること――などを挙げている。一方で、中・長期的な魅力として、「自動車産業向け高機能材料とアジアでの高機能材料の供給を主軸とした業績拡大」であり、従来意見から変更はないとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期895億円(前期比4.2%減、従来966億円、会社側計画は1050億円)、21年3月期1010億円(従来1036億円)、22年3月期1144億円(同1128億円)と試算している。

 7日の終値は前週末比10円安の2392円。

提供:モーニングスター社

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