9日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、上値重い展開か

為替

2019/10/9 8:28

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円50銭-107円30銭

 9日の東京外国為替市場のドル・円は、上値の重い展開とみる。米政権が政府年金基金の中国株保有の制限を検討していると伝わったほか、10日からの閣僚級の米中通商協議では、中国側は当初の予定よりも滞在日程を短縮する可能性があると報じられている。協議の進展期待が薄れており、双方の対立が続くとの見方がドル・円の上値を抑えそう。また、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が足元の短期金利の乱高下を防ぐためには「FRBの保有資産の拡大が必要」との認識を示したため、追加の金融緩和に対する思惑もドル売り・円買いを誘うだろう。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月工作機械受注

中国:9月財新メディア非製造業PMI(購買担当者景気指数)

米国:米8月卸売在庫・売上高、9月17-18日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨

その他:ノーベル化学賞発表、韓国市場が休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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