11日の債券市場見通し=軟調地合い、円安・株高が逆風に

債券

2019/10/11 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)154.60円-155.00円、長期国債利回りマイナス0.215%-マイナス0.185%

 11日の債券市場は軟調地合いで、幅広い年限で売りが優勢となりそうだ。

 前日の米国市場は株高・債券安となった。米中貿易協議で両国が歩み寄るとの観測が強まったことで、リスク回避時に買われやすい債券が売られ、米長期金利が上昇した。

 国内市場でも株高・債券安の動きが強まりそうだ。市場では、「米中協議の結果が未判明で、3連休前のタイミングでは、積極的な買いはまだ出にくいだろう。来週15日の追加関税発動が見送りに至るのかどうか。結末次第で世界の金融市場の流れが変わるだけに、結果が明らかになる前は、大きくポジションを傾けにくい」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ