16日の債券市場見通し=売られにくい展開か

債券

2019/10/15 8:33

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)154.45円-154.65円、長期国債利回りマイナス0.195%-マイナス0.175%

 16日の債券市場は軟調地合いも過度に売られにくい展開か。

 国内市場が祝日だった前日の米国市場は、債券市場もコロンブスデーで休日だった。株式市場は小動きだった。

 なお、前週末の米債券市場は下落となった。「米中貿易協議で、トランプ米大統領が同協議の合意について『第一段階に達した』と発言したことや、英国のEU(欧州連合)離脱交渉を巡る悲観論が後退したことも影響し、株高・債券安が進んだ」(国内証券)という。

 こうした流れのなかで、「前週末の米国債安やリスク選好ムードは一定の重しとなろう」(銀行系証券)と指摘する。

 日銀の長期国債買い入れオペでは、「大幅な減額はない」との見方が多い。下方修正の可能性が高いIMF(国際通貨基金)が世界経済見通しの公表や、週内にヤマ場を迎える英EU離脱問題も予断を許さないことから、一方的に円債が売り込まれる可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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