ファーマライズが急騰し年初来高値、利益予想の上方修正と自社株買いを材料視

株式

2019/10/15 11:12

 ファーマライズホールディングス<2796.T>が急騰。一時66円高の650円を付け1月16日の年初来高値613円を大きく更新した。前週末11日引け後、20年5月期第2四半期(19年6-11月)および通期の連結利益予想の上方修正と、自社株買いを発表、材料視された。

 20年5月期第2四半期業績予想で、売上高は260億9900万円から259億6100万円(前年同期比1.2%増)に引き下げたものの、営業利益を2億4000万円から2億5000万円(同43.2%増)に増額。第1四半期(19年6-8月)において、主に販管費のコントロールによる経費削減の効果などが寄与する。通期予想で、売上高は525億800万円から523億7000万円(前期比1.2%増)に引き下げた一方、営業利益を8億5800万円から8億6800万円(同35.5%増)に引き上げた。持分法摘要関連会社のメディカルフロントを連結子会社化したことによる、税効果会計や関係会社株式の追加取得に係る影響などを織り込んだ。

 20年5月期第1四半期決算は、売上高が129億1300万円(前年同期比0.2%増)、営業損益は1億500万円の黒字(前年同期は1200万円の赤字)だった。

 自社株買いは、取得上限32万1100株(自己株を除く発行済み株式数の3.36%)・2億1000万円。取得期間は、10月15日から20年10月9日までとしている。

 午前11時10分時点の株価は、前週末比40円高の624円。

提供:モーニングスター社

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