凸版が年初来高値、SMBC日興証は「2」継続、目標株価は2050円に引き上げ

株式

2019/10/16 16:37

 凸版印刷<7911.T>が4日続伸、37円高の1989円まで買われ、連日の年初来高値更新。SMBC日興証券では15日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は1900円から2050円に引き上げている。

 同証券では業績予想を修正、あわせて目標株価を250円に引き上げるとしている。M&A(企業の合併・買収)や国内各種イベントにより売上規模は今後短期的に拡大すると予想するものの、持続益な利益成長ドライバーの顕在化には時間を要するとの見方に変更はなく、「2」を継続するとしている。

 今後のカタリストとして、20年3月期第2四半期期決算での資本政策を含む中期目標への具体的言及を挙げている。また、株主還元への考えは従来より高まっていると考えられ、20年3月期に自社株買い200億円を実施することを予想している。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期560億円(前期比22.5%増、従来470億円、会社側計画は570億円)、21年3月期615億円(従来525億円)と試算。20年3月から減価償却計上方針の変更に伴い、20年3月期で約80億円の利益押し上げ要因が含まれており、今回の業績予想は実質的には若干の修正にとどまるとしている。

 16日の終値は前日比13円高の1965円。

提供:モーニングスター社

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