(再送)日経平均は76円高と3日続伸、3日連続で年初来高値更新、終盤にかけ強調子=23日後場
23日後場の日経平均株価は前営業日比76円48銭高の2万2625円38銭と3営業日続伸。3日営業日連続で年初来高値を更新した。朝方は、買いが先行した。22日の米国株式は下落したものの、シカゴ日経平均先物が上昇していたことを受け、いったん2万2600円台に乗せた。米中貿易協議の進展期待も支えとなった。その後、株価指数先物売りに下げに転じ、一時2万2457円89銭(前営業日比91円01銭安)まで軟化する場面があった。持ち直し後に再度押し戻されたが、後場終盤にかけては強調子となり、一時2万2648円81銭(同99円91銭高)まで上昇した。
東証1部の出来高は11億8961万株、売買代金は2兆1526億円。騰落銘柄数は値上がり1531銘柄、値下がり535銘柄、変わらず89銘柄。
市場からは「これと言った材料がない割にはしっかりだ。機械的な買い戻しとも言えるが、日本株に対する出遅れ感からの買い戻しがまだ入るとの見方もできる。ただ、上への勢いは鈍くなり、あまりにも調整がないのは気懸かりだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。エーザイ<4523.T>、ケミファ<4539.T>がストップ高配分となり、小野薬<4528.T>、大日住薬<4506.T>などの医薬品株が買われた。住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株も値を上げた。
半面、HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株が軟調。ソフバンG<9984.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も売られ、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。
個別では、アジア投資<8518.T>、カーバイド<4064.T>、双信電機<6938.T>、NSW<9739.T>、インソース<6200.T>などの上げも目立った。半面、キャリアイン<6538.T>、ジューテック<3157.T>、IFIS<7833.T>、丸和運輸機関<9090.T>、エンプラス<6961.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、30業種が上昇した。
提供:モーニングスター社
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