阪和興が下げ幅拡大、20年3月期業績予想を下方修正、期末配当予想は未定に

株式

2019/11/11 16:34

 阪和興業<8078.T>が下げ幅を拡大し、一時379円安の2871円を付けた。11日午後1時、20年3月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

 20年3月期業績予想で、売上高を2兆2000億円から2兆円(前期比)に、営業利益を355億円から310億円(同)に引き下げた。同社の取扱数量が総じて減少したほか、石油製品や各種金属商品の価格が下落したことなどにより、事業収益が低下したことなどが影響する。

 同時に、期末配当予想を見直し、従来予想の75円から未定(前期実績75円)にするとした。戦略的投資先のSAMANCOR CHROME HOLDINGS PROPRIETARYの業績が期初想定から大きく下ブレしていることによる、同社保有資産価値への影響、加えてその他の上場有価証券の株価変動の影響など、未確定要素が多いためとしている。

 11日の終値は、前週末比363円安の2887円。

提供:モーニングスター社

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