<相場の読み筋>11月18日
2019/11/18 7:46
前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比222.93ドル高の2万8004.89ドルと反発、ナスダック総合指数が同61.812ポイント高の8540.829ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。NYダウは2日ぶり、ナスダック総合指数は3日ぶりに史上最高値を更新した。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億5904万株、ナスダック市場が21億5531万株だった。米商務省が発表した10月小売売上高は、前月比0.3%増と市場予想の同0.2%増を上回った。また、カドローNEC(米国家経済会議)委員長が、米中貿易協議について「合意に近づいている」と発言したと伝わった。堅調な経済指標に加え、同協議の進展期待も重なり、反発につながった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやジョンソン・アンド・ジョンソン、ファイザーなどが値上がり率上位に入っている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比25円高の2万3365円だった。
18日の東京株式は、堅調展開か。週末15日に米中貿易協議の進展を示唆する米高官発言が相次いで報じられ、米主要3株価指数がそろって最高値を更新した流れを受け、買いが先行しそうだ。東京外国為替市場では、ドル・円が1ドル=108円70銭台(15日終値は108円55銭-56銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円20銭近辺(同119円58銭-62銭)と円安に傾いていことも輸出関連株買いにつながり、指数上昇の支えになるとみられる。ただ、米高官の好意的な発言報道の一部は前週末の東京株式市場で先行して織り込んでいた面もあり、買い一巡後は上値が重くなる可能性がある。15日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比25円高の2万3365円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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