東レ、出光興産と実用化領域に近い有機EL素子を開発

株式

2019/11/25 16:48

 東レ<3402.T>は25日、出光興産<5019.T>と共同で、熱活性化遅延蛍光(TADF)材料と赤色蛍光材料を用いた有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を開発し、実用化領域に近い、かつ世界最高レベルの発光効率を達成したと発表した。

 出光興産が、発光効率と寿命を両立させることができる新規のTADF材料を、同社が従来に比べて発光スペクトル幅の狭い新規の高色純度の赤色蛍光材料を、それぞれ開発することに成功したことによる。同技術は有機ELディスプレーの低コスト化や省電力化、および広色域化に寄与するという。今後は、モバイルやテレビ用途などへの採用を目指し、開発を強力に推進するとしている。

 25日の終値は、東レが前週末比2.7円安の742.6円、出光興産が同60円高の3005円。

提供:モーニングスター社

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