日経平均は20円程度高、きのうの下げ渋りの動きや円安が支え=11日寄り付き
11日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比20円程度高い2万3430円前後で推移する。午前9時15分には、同28円24銭高の2万3438円43銭を付けている。きのう10日に方向感が乏しいながらも、下げ渋る動きをみせていたことから、買いが優勢でスタート。為替市場で、円がドルやユーロに対して、やや円安方向にあることも支えとなっているようだ。現地10日の米国株式は続落したものの、シカゴ日経平均先物の清算値は、10日の大阪取引所終値比変わらずの2万3450円だった。
業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が上昇。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も堅調。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も上げている。
個別では、グッドコムA<3475.T>、平河ヒューテ<5821.T>、ソリトン<3040.T>、いであ<9768.T>、ラサ工業<4022.T>などが上昇。半面、ランド<8918.T>、ベステラ<1433.T>、ピジョン<7956.T>、シーイーシー<9692.T>、木村化工機<6378.T>などが下落している。
東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=108円台の後半(10日終値は1ドル=108円62-63銭)、1ユーロ=120円台の後半(同120円24-28銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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