13日の債券市場見通し=円安、株高のリスク選好で長期金利プラス圏に浮上か

債券

2019/12/13 8:33

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)151.80円-152.10円、長期国債利回り0.000%-0.015%

 13日の債券市場は、円安、株高のリスク選好で長期金利がプラス圏に浮上する可能性が高い。先物は20年3月限に交代する。

 前日の米国市場は株高・債券安となった。米中協議を巡っては、「15日の対中追加関税発動見送りに関する観測報道や、トランプ大統領の『合意が非常に近い』とのツイートを受けて、リスク選好ムードが拡大した」(銀行系証券)という。米長期金利は前日比10ポイント超上昇し、一時1.9%台に乗せた。

 注目された英国によるEU(欧州連合)離脱は避けられるとの観測も後押しをし、長期金利は上昇(価格は低下)した。

 国内市場でも、長期金利は約9カ月ぶりにプラス圏に浮上しそうだ。日銀の長期国債買い入れオペで購入額を据え置けば、需給の緩みから金利上昇を促す展開となりそうだ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ