日経平均は30円程度安、売り先行も底堅い動きに=16日寄り付き

 16日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比30円程度安い2万3990円前後で推移する。午前9時2分に、同73円05銭安2万3950円05銭を付けている。前週末13日に大幅高を演じ、心理的なフシ目の2万4000円を突破した反動や、為替市場でドル・円相場がやや円高に振れていることなどから、利益確定売りが先行したようだ。ただ、押し目を拾う動きは強いもようで、下げ幅を縮小するなど、底堅い動きとなっている。シカゴ日経平均先物の清算値は、前週末13日の大阪取引所終値比60円安の2万3900円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も安い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も下げている。

 個別では、ネットワン<7518.T>、フリービット<3843.T>、竹本容器<4248.T>、ファースト住<8917.T>、NSSOL<2327.T>などが下落。半面、ランド<8918.T>、ラクスル<4384.T>、バリューコマース<2491.T>、DLE<3686.T>、正栄食<8079.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=109円台の半ば(前週末13日終値は1ドル=109円62-63銭)、1ユーロ=121円台の半ば(同122円39-43銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ