日経平均は71円安と続落、手控えムードのなかジリ安傾向が続く=19日前場

 19日の日経平均株価は、前日比71円76銭安の2万3862円67銭と続落して前場の取引を終了した。きのう18日に利益確定売りに押され反落した動きが継続、朝方から売りが先行した。一時プラス転換する場面もみられたものの、手控えムードになかジリ安傾向が続き、午前10時59分には、同90円81銭安の2万3843円62銭の安値を付けている。為替市場では、ドル・円が1ドル=109円60銭前後(18日終値は109円43-45銭)で小動き。東証1部の出来高は5億5015万株、売買代金は9533億円。騰落銘柄数は値上がり791銘柄、値下がり1238銘柄、変わらず129銘柄だった。

 市場では、「海外投資家のクリスマス休暇入りが本格化するなか主力株は手掛けづらく、直近のIPO(新規上場)銘柄を中心とした、中小型株への個別株物色が続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金属<5706.T>、三菱マテリアル<5711.T>などの非鉄金属株も安い。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も安い。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、NISSHA<7915.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も下げた。東証業種別指数は、28業種が下落、5業種が上昇している。

 個別では、UMCエレ<6615.T>、曙ブレーキ<7238.T>、いであ<9768.T>、いすゞ<7202.T>、サインポスト<3996.T>などが下落。半面、ボルテージ<3639.T>、日立化成<4217.T>(監理)、ソフトブレーン<4779.T>、ベネフィット<3934.T>、ヤマハMRH<6274.T>などが上昇している。

提供:モーニングスター社

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