23日の債券市場見通し=長期金利は強含み、前週末プラス圏に浮上の流れ続く

債券

2019/12/23 8:25

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.65円-152.85円、長期国債利回りマイナス0.005%-プラス0.010%

 23日の債券市場は、長期金利は強含み(価格は弱含み)で推移しそうだ。

 前週末の米債券市場は上昇した。前週は、米株高に伴い米国債が売られる場面が目立ち、「クリスマス休暇を前に売りに傾いたポジションを中立に戻す動きが強まった」(国内証券)という。

 国内市場では、長期金利が前週末9カ月ぶりプラス圏に浮上した流れを引き継ぐ見込み。日経平均株価が上昇すれば、前週末の米債上昇を好感した買いは一巡、売り圧力が強まる一方、あすの2年国債入札への警戒感が上値を抑制しそうだ。

 市場では、「今週は、海外勢がクリスマス休暇から戻ってくるとされる週後半までは材料も少なく、荒い値動きにはなりにくいようだ」(銀行系証券)との見方。

提供:モーニングスター社

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