日経平均は599円高と3日ぶり大幅反発、取引終了にかけ引き締まる=7日後場

 7日後場は日経平均株価が、前営業日比599円03銭高の3万8835円10銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同17.69ポイント高の2746.22ポイントと2日ぶりに反発して取引を終えた。週明け6日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数が上伸したことを受け、朝方から買いが先行。日経平均は午前9時9分に、同627円07銭高の3万8863円14銭を付けた。買い一巡後は、手がかり材料に欠けるなか、戻り待ちの売りに上値が重い展開を強いられたが、取引終了にかけ引き締まった。東証プライム市場の出来高は16億5038万株、売買代金は4兆6830億円。騰落銘柄数は値上がりが1116銘柄、値下がりは487銘柄、変わらずは48銘柄だった。

 市場では「日経平均が終値ベースで25日移動平均線(3万8779円)を上回ったが、戻り待ちの売りが予想されるなか、同線を維持できるかがポイントとなりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下げた。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、三井金<5706.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株も堅調。メルカリ<4385.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株もしっかり。一方、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が安い。

 個別では、中部飼<2053.T>、さくら<3778.T>、セレス<3696.T>、ラクス<3923.T>、MARUWA<5344.T>などが上昇。半面、TOA<6809.T>、アルインコ<5933.T>、力の源HD<3561.T>、サワイGHD<4887.T>、東京きらぼし<7173.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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