アダストリアが急落、通期の営業利益予想を上方修正するも材料出尽くし感

株式

2019/12/30 14:46

 アダストリア<2685.T>が急落。27日引け後の決算発表で、20年2月期通期の連結営業利益予想を上方修正したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比237円安の2432円まで値を下げている。

 20年2月期第3四半期累計(19年3-11月)は、売上高1642億8000万円(前年同期比1.2%増)、営業利益119億7000万円(同2.1倍)。「グローバルワーク」「ローリーズファーム」などの前期苦戦した基幹ブランドの回復が確実なものとなり、「ニコアンド」や「ベイフロー」など、その他のブランドも総じて安定的に推移する中、「適時・適価・適量」での商品提供の徹底による値引き販売の抑制により、大幅な増益を達成。これを踏まえ会社側は通期の業績予想について、売上高は従来の2250億円から2230億円(前期比0.2%増)に減額したが、営業利益を100億円から120億円(同66.9%増)に引き上げている。ただ、それでも第4四半期(19年12月-20年2月)の営業利益は3000万円(前年同期は14億9000万円)にとどまり保守的な印象。

 午後2時36分現在の株価は161円安の2508円。

提供:モーニングスター社

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