協和キリンが反発、SMBC日興証は「2」継続、目標株価は2800円に引き上げ

株式

2019/12/30 16:42

 協和キリン<4151.T>が反発。SMBC日興証券では27日付で、投資判断「2」(中立)を継続、目標株価は2250円から2800円に引き上げている。

 今後7年間の同証券業績予想に基づくDCFモデルにより、目標株価を2800円に引き上げるとしている。X染色体遺伝性低カリウム血症治療薬Crysvitaの売上予想を上方修正したことが、目標株価引き上げの主因となっている。第3四半期(19年7-9月)決算では、Crysvita販売実績が物足りない印象があったものの、第4四半期(19年10-12月)への出荷期ズレの影響を考慮すれば、順調な推移を続けているようだとコメント。欧州では、小児適応に加え、20年12月期は成人への適応拡大も期待されるとしている。

 また、田辺三菱製薬<4508.T>の親会社・三菱ケミカルホールディングス<4188.T>による完全子会社化のニュースを契機に親子上場解消の動きが注目されるなか、親会社・キリンホールディングス<2503.T>が同社を事業ポートフォリオの中で今後どのように位置づけるかに注目が集まろうともしている。

 30日の終値は、前週末比31円高の2573円。

提供:モーニングスター社

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