日経平均は57円程度安、売り先行後は押し目拾いで下げ幅を縮小=15日寄り付き

 15日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比57円程度安い2万3967円前後で推移する。きのう14日、終値ベースで約1カ月ぶりに心理的なフシ目の2万4000円を超えて取引を終了したが、短期的な目標達成感から、利益確定売りが先行。寄り付き直後に、同102円06銭安の2万3923円11銭を付けている。その後は、押し目を拾う動きが出ているもようで、下げ渋る動きとなっている。現地14日の米国株式は、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数が反落するなど、まちまちの動きで、シカゴ日経平均先物の清算値は、14日の大阪取引所終値比20円安の2万3980円だった。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、帝人<3401.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も下げている。

 個別では、Gunosy<6047.T>、メディアHD<3678.T>、日本国土開発<1887.T>、古野電気<6814.T>、ヨシムラFH<2884.T>などが下落。半面、DDHD<3073.T>、アルテック<9972.T>、サインポスト<3996.T>、デザインワン<6048.T>、ヒトコムHD<4433.T>などは上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の後半(14日終値は1ドル=109円98-99銭)、1ユーロ=122円台の前半(同122円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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