来週の東京外国為替市場見通し=環境改善で底堅い推移期待も、米企業決算の発表本格化で株式市場にらみか

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為替

2020/1/17 17:20

予想レンジ:1ドル=109円00銭-111円20銭

 13-17日のドル・円は上昇した。週明け13日、米国が中国を「為替操作国」から除外すると伝わり、15日に米中貿易協議・第1段階合意の署名式を控えて米中関係の改善期待からドル買いが優勢となった。14日は一部で「米政府は大統領選後まで発動済みの対中追加課税を維持する」と報じられドル売り・円買いに傾き、15日は署名式を無事に終えたものの合意文書にサプライズはなく、市場予想を下回る米12月PPI(生産者物価指数)に関心が移ってドル・円は弱含んだ。16日、米12月小売売上高など良好な米経済指標を材料にドル買いが優勢となった。17日の東京時間も外部環境の改善を背景にしたリスクオンのドル買い・円売りが継続した。

 外部環境の改善に良好な経済指標などがリスクオンの流れを強めており、20-24日の週もドル・円は底堅く推移するとみる。ただ、経済指標の発表が少ない。日銀金融政策決定会合(結果発表は21日)やECB(欧州中央銀行)理事会(同23日)は注目となるが、世界的な金融緩和の流れはひと段落し、両中銀とも金融政策を据え置くとみられる。一方、米企業決算の発表が本格化するため、週内は株式市場をにらみながら主体性に欠く展開が予想される。また、24日からは中国が春節(旧正月)の大型連休に入るため、為替市場にも手じまいの動きが波及する恐れがある点は留意したい。

 ドル・円の上値メドは111円20銭近辺。月足・一目均衡表の薄い「雲」がある水準で、ここを突破できれば19年4月の昨年来高値112円40銭もみえてくる。下値メドは心理的フシ目の109円ちょうど近辺。

提供:モーニングスター社

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