今晩のNY株の読み筋=アルファベットに注目、一般教書演説控え様子見も

株式

2020/2/4 17:05

 4日の米国株式市場は、前日引け後に決算を発表したアルファベットの動向に注目だ。売上高が市場予想に届かなかったとして時間外取引で急落した。アルファベットはダウ工業株30種平均の構成銘柄ではないが、アルファベットやハイテク株が急落すれば、指数の重しになるだろう。

 一方、新型コロナウイルスによる肺炎については収束の兆しがみられないものの、発生源である中国や、訪日中国人が多い日本の株式市場が落ち着いた動きとなった。米国市場でもネガティブな新情報がない限り、いったんは目先の材料を消化する展開が予想される。とはいえ、中国武漢をはじめ、中国国内に生産拠点を置く企業は多い。足元の状況をほぼ織り込んだとしても、サプライチェーンへの影響がどれだけあるか不透明で、積極的に上値を追うような展開は想定しづらい。

 また、夜(日本時間の午前中)にはトランプ米大統領の一般教書演説もあるため、手控えムードも広がりそうだ。

<主な米経済指標・イベント>

経済指標=12月製造業受注

決算発表=ウォルト・ディズニー、ギリアド・サイエンシズ、フォード・モーターなど

イベント=トランプ米大統領が一般教書演説

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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