日経平均は132円安と4日ぶり反落、手がかり材料難や週末要因で不安定な値動き=17日後場

 17日後場は日経平均株価が、前日比132円88銭安の3万8787円38銭と4日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同8.08ポイント高の2745.62ポイントと続伸した。現地16日の米国株安や、きのう16日に大幅高した反動などから、日経平均は午前9時54分に、同380円70銭安の3万8539円56銭を付けた。決算発表が終了し、手がかり材料難のなか週末要因もあり、不安定な値動きとなったが、外国為替市場では1ドル=155円70銭台と、朝方の水準から円安方向に振れたことを支えに、下げ幅を縮小する場面もみられた。東証プライム市場の出来高は18億4255万株、売買代金は4兆236億円。TOPIXが続伸したことから、騰落銘柄数は値上がりが999銘柄と、値下がりの592銘柄よりも多い。変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇した。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株や、サイバー<4751.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。日本紙<3863.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、松竹<9601.T>、スクエニHD<9684.T>などの情報通信株も軟調。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。

 個別では、サンアスタ<4053.T>、ブレインP<3655.T>、住友ファーマ<4506.T>、デジアーツ<2326.T>、デサント<8114.T>などが下落。半面、プロレドP<7034.T>、ネットプロテ<7383.T>、宮越HD<6620.T>、ヨコオ<6800.T>、ジャムコ<7408.T>などが上げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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