<特集>好決算銘柄ピックアップ(1)=決算発表ピーク通過、新型肺炎を警戒しつつも、中期の仕込み場に

株式

2020/2/7 17:51

 新型肺炎の感染拡大と世界経済への悪影響に対する警戒は怠れないものの、米国株を中心に意外なほどの強さを見せている。6日は中国が米中協議「第一段階」の合意に沿って米国からの一部輸入品に対する関税を半分に引き下げる措置を発表、市場はこの動きを好感した。新型肺炎に対しても、死者・感染者拡大より、治療薬開発などポジティブなニュースに反応しやすくなっている。中国が大量の資金供給を行っているうえ、タイやブラジルなど新興国が利下げに動くなど、各国の金融緩和姿勢がリスクマネーの流入を支えている。

 一方、3月期決算企業を中心に、昨年12月期に四半期末を迎えた企業の業績発表はピークを越えた。第3四半期(19年10-12月)はこれまでのところ、東証1部企業全体で前年同期比6%程度の営業減益となっており、通期予想も下方修正が上方修正の発表を上回っている。ただ、業績の悪化は事前に想定されていただけに、市場の反応は落ち着いている。短期的には新型肺炎による波乱も警戒されるがトヨタ、ソニーなど増額修正に進むの主力企業も多い。中期的なスタンスからここでのもたつきが仕込み場となる企業も多そうだ。

提供:モーニングスター社

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