日経平均47円高、TOPIXは終値ベースで年初来高値更新し34年半ぶりの水準=1日後場

 1日後場は日経平均株価が、前週末比47円98銭高の3万9631円06銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)が同14.65ポイント高の2824.28ポイントと続伸して取引を終了。日経平均は午前9時18分に、同359円61銭高の3万9942円69銭を付け、心理的なフシ目の4万円に迫る場面がみられた。ただ、買い一巡後は、手掛かり材料難の中、戻り待ちの売りに押される動きが続いた。上値が重い中、下げ転換する場面もみられたが下げ渋った。TOPIXは、3月22日に付けた終値ベースの年初来高値(2813.22)を、3カ月半ぶりに更新。90年1月8日(2843.11)以来、34年半ぶりの水準を回復した。東証プライム市場の出来高は16億2884万株、売買代金は3兆8632億円。騰落銘柄数は値上がりが796銘柄、値下がりは790銘柄と拮抗(きっこう)。変わらずは59銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。INPEX<1605.T>などの鉱業株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下げた。

 個別では、長野計器<7715.T>、Jフロント<3086.T>、高島屋<8233.T>、川崎汽<9107.T>、H2Oリテイ<8242.T>などが上昇。半面、アダストリア<2685.T>、藤田観<9722.T>、ミガロHD<5535.T>、ギフティ<4449.T>、MSOL<7033.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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