日経平均は20円程度安、湖北省で新型肺炎の感染者数が増加したと報じられ軟調な展開に=13日寄り付き

 13日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比20円程度安い2万3840円前後で推移する。午前9時4分には、同41円53銭安の2万3819円68銭を付けている。取引開始前、中国・湖北省は新型肺炎の感染者が、前日比1万4840人増加したことを発表したと伝えられ、感染拡大を警戒した売りが優勢となった。一時上げに転じる場面もみられたが、総じて軟調な展開となっている。現地12日の米国株式市場では、NYダウが4日ぶりに、ナスダック総合指数が3日連続で史上最高値を更新。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比75円高の2万3945円だった。

 業種別では、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も安い。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も下げている。

 個別では、Vキューブ<3681.T>、システム情報<3677.T>、Jリース<7187.T>、荏原<6361.T>、サイバーコム<3852.T>などが下落。半面、トーヨーカネツ<6369.T>、CARTAH<3688.T>、マクロミル<3978.T>、オプトHD<2389.T>、ルネサス<6723.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=109円台の後半(12日終値は1ドル=109円87-88銭)、1ユーロ=119円台の半ば(同119円90-94銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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