日経平均は33円安と反落、中国・上海総合指数が軟調で売り優勢の場面も=13日後場
13日の日経平均株価は、前日比33円48銭安の2万3827円73銭と反落して取引を終了した。中国・湖北省での新型肺炎感染者数の増加を警戒し朝方から売りが先行。押し目を拾う動きから上昇に転じる場面もみられたが、積極的な売買が控えられるなか、中国・上海総合指数が軟調に推移していることも意識され、模様眺めムードのなか売りが優勢となった。午後2時34分には、同76円90銭安の2万3784円31銭を付ける場面もみられた。為替市場で、ドル・円相場が1ドル=109円80銭台(12日終値は109円87-88銭)と、朝方の水準よりもやや円高方向にあることも重しとなったようだ。東証1部の出来高は12億3541万株、売買代金は2兆3771億円。騰落銘柄数は値上がり878銘柄、値下がり1190銘柄、変わらず91銘柄だった。
市場では「下げ渋りの動きをみせ、底堅い動きとなったが、買い手掛かり材料に乏しいなか、新型肺炎の影響が不透明で、手控えムードが続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も軟調。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も下げた。東証業種別指数は、21業種が下落、12業種が上昇した。
個別では、アトラエ<6194.T>、エンジャパン<4849.T>、Vキューブ<3681.T>、ダイトウボウ<3202.T>、ワイヤレスG<9419.T>などが下落。半面、ヤマハMRH<6274.T>(監理)、テモナ<3985.T>、チェンジ<3962.T>、システムサポ<4396.T>、マクロミル<3978.T>などが上昇した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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