日経平均は318円程度高、米国株高などで買い先行後も堅調な動き=20日寄り付き

 20日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比318円程度高い2万3718円前後で推移する。午前9時6分には、同389円07銭高の2万3789円77銭を付けている。きのう19日に堅調な動きだったことが継続。現地19日の米国株式市場で、中国の景気支援策への期待感などから、NYダウが4日ぶりに反発し、ナスダック総合指数が3日連続で史上最高値を更新、買いが先行した。その後もしっかりした展開が続いている。為替市場で円がドルやユーロに対して、円安方向にあることも支援材料となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比215円高の2万3585円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、わかもと<4512.T>、AOITYO<3975.T>、Vキューブ<3681.T>、NCHD<6236.T>、ソウルドO<6553.T>などが上昇。半面、前田道<1883.T>、ダイトウボウ<3202.T>、エアーテック<6291.T>、Sサイエンス<5721.T>、ニイタカ<4465.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=111円台の前半(19日終値は1ドル=110円11-12銭)、1ユーロ=120円台の前半(同118円94-98銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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