日経平均は290円程度安、売り先行後もやや円高に振れ弱い動きが継続=27日寄り付き

 27日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比290円程度安い2万2135円前後で推移する。午前9時20分には、同301円97銭安の2万2124円22銭を付けている。現地26日の米国株式は、NYダウが5日続落した一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発するなど、まちまちの動きだった。米国株の不安定な動きや足元で続く弱い展開などから、売りが優勢となった。その後、為替市場でドル・円相場がやや円高方向に振れていることも重しとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比125円安の2万2205円だった。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も下げている。

 個別では、ランド<8918.T>、新生銀行<8303.T>、ソリトン<3040.T>、GMOPG<3769.T>、サニックス<4651.T>などが下落。半面、キョーリンH<4569.T>、有機薬<4531.T>、スプリックス<7030.T>、Comini<3173.T>、大幸薬品<4574.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=110円台の前半(26日終値は1ドル=110円47-48銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円09-13銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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