日立、NEDOと南アフリカで省エネ・低環境負荷型海水淡水化システムの実証運転を開始

株式

2020/3/4 16:24

 日立製作所<6501.T>は4日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と、南アフリカ共和国のダーバン市で海水淡水化・水再利用統合システムの実証事業に取り組んでおり、同市中部の下水処理場実証サイトで、省エネ・低環境負荷型海水淡水化システムの実証運転を開始したと発表した。

 今回の実証事業では、NEDOの国内実証事業で確立した同システムをもとに、海水と排水から日量6250トンの飲料水を生産できる実証設備を構築し、従来の海水淡水化システムに比べ30%以上の省電力化と、周辺海洋環境への負荷低減を目指すという。将来的には、深刻な水不足に直面している南アフリカをはじめ、水不足が深刻な地域への同技術の普及を含めた水インフラ整備や、産業発展への貢献につなげるとしている。

 4日の終値は、前日比57円安の3544円。

提供:モーニングスター社

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