3Dマトリクが続急伸、新規自己組織化ペプチド配列の組織閉塞剤としての特許が米国で成立

株式

2020/3/5 15:56

 スリー・ディー・マトリックス<7777.T>が続急伸し、29円高の381円を付けた。4日引け後、同社が出願していた新規自己組織化ペプチド配列(社内コード「PM03」)の組織閉塞(へいそく)剤としての特許が米国にて成立したと発表し、材料視された。

 本特許は、同社が欧州等で販売の吸収性局所止血材「PuraStat」に続く次世代止血材として研究開発を進めているPM03に関する特許であり、手術等で損傷した組織や臓器からの出血等の損傷部位をふさぐなどの止血効果を有する組織閉塞剤としての特許。日本でも同内容の特許が16年4月に、欧州でも17年3月に成立している。

 今回、米国において成立した権利範囲は、同社が医療機器として研究開発を進めているPM03を用いた次世代の製品群(止血材・癒着防止材・血管そく栓材)を含むとともに、将来のパイプライン候補として検討を進めている胆汁や肺からの空気の漏出防止材としての使用等についても幅広く権利が及ぶ内容となっている。

 5日の終値は、前日比1円安の351円。

提供:モーニングスター社

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