ブリヂストンが反落、三菱UFJモルガン証は「アンダーウエート」継続、目標株価は3500円に引き下げ

株式

2020/3/12 15:54

 ブリヂストン<5108.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11日付で、レーティング「アンダーウエート」(弱気)を継続、目標株価は4000円から3500円に引き下げている。

 同証券では業績予想を下方修正、適用バリュエーション引き下げにより、目標株価を3500円に引き下げるとしている。一般タイヤの競争環境だけでなく、減速気味のORRタイヤの需要動向も見極める必要性は不変とコメント。高インチタイヤの好調持続や原油価格の低下はあるものの、競争激化の新興国依存度が高く、収益面での本格復調は当面厳しいと引き続き考えるとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年12月期3150億円(20年12月期からIFRS基準適用のため前期との比較はなし、従来3400億円、会社側計画は非開示)、21年12月期3550億円(従来3650億円)、22年12月期3700億円と試算。下方修正はタイヤ販売本数の低調が主因で、中国向け売上依存度は同証券推定4%と低いものの、グローバルでのタイヤ需要低調に加え、新興国市場を中心とした競争激化を考慮するとしている。

 12日の終値は、前日比96円安の3221円。

提供:モーニングスター社

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