<米国株情報>フォード、GEやスリーエムと提携し人工呼吸器や空気清浄マスクを量産

株式

2020/3/26 10:14

 自動車大手フォード・モーター<F>は24日、複合企業大手ゼネラル・エレクトリック<GE>と提携し、肺炎患者に必要な人工呼吸器を量産化する計画を明らかにした。化学大手スリーエム<MMM>とも協業し、空気清浄マスクなどを量産化する。

 新型コロナウイルスの感染拡大による肺炎患者が増え、ニューヨークではウイルス感染による死者がすでに100人を突破している。フォードとGEは、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が2週間以内に数千台の人工呼吸器が必要になると呼びかけたことに応じた格好。人工呼吸器はGEの医療機器部門のものをベースに、短い期間で量産化が可能な簡易モデルを生産する。

 フォードはスリーエムの動力付きの空気清浄マスク(PAPR)と医療従事者を危険な病原体から守る個人用防護具(PPE)も量産化する。フォードのピックアップトラックに使われているシート冷却ファンとスリーエムのエアフィルターなどを使って連続8時間使用が可能なPAPRの新デザインを開発するほか、3Dプリンターで使い捨てマスクや医療従事者用の顔全体を覆う透明タイプのフェイスシールドを週10万個生産するとしている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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