ゆうちょ銀行が小動き、大和証は「3」継続、目標株価は1000円に引き下げ

株式

2020/3/26 15:54

 ゆうちょ銀行<7182.T>が小動き。大和証券では25日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は1120円から1000円に引き下げている。

 目標株価1000円は、20年3月期予想配当利回り5%の水準から算出されている。2020年初来の同行株の下落率は主要行中最小で市場を大幅にアウトパフォームする一方、ファンダメンタルズ面では、足元の金融マーケット動揺のダメージは大きく、外為売買益が急縮小する2021年度以降は減配懸念も否定できない情勢と指摘。株価本格上昇には、海外クレジットスプレッドの改善を待つ必要があるとしている。

 2019年12月期末の保有有価証券評価益はヘッジ考慮後で3兆5421億円と巨額ながら、足元の海外クレジットスプレッドの急拡大を受け、保有外国証券の時価には大幅な悪化が見込まれ、マーケットレートに基づけば現時点で評価益は概ね枯渇していると試算されるとしている。同証券では、21年3月期の連結純利益を20年3月期と同水準の2700億円と予想。ただ、22年3月期以降は「外国為替売買益」の急減が予想され、大幅減益に転じる見通しとしている。

 26日終値は、前引けの株価は前日比15円高の1036円。

提供:モーニングスター社

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