ゼリア新薬、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価は2170円に引き下げ

株式

2020/3/26 15:54

 ゼリア新薬<4559.T>が7日続伸。東海東京調査センターでは25日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に引き上げ、目標株価は2350円から2170円に引き下げている。

 目標株価2170円は、中堅の医薬品業界などの予想平均PER23.6倍と同社の21年3月期予想連結一株利益92円を適用し算出されている。目標株価と現行株価の乖離率が16%であることから、「アウトパフォーム」に引き上げるとしている。同証券では20年3月期連結営業利益について、47億円(前期比5.8%増、従来53億円、会社側計画は50億円)と試算。海外の「アサコール」の寄与はあるものの、コンシューマーヘルスケア事業は主力の「へパリーゼ群」が新型肺炎の拡大による宴会、イベント自粛影響が直撃、鉄欠乏性貧血治療剤「フェインジェクト」の上市先送りなどが背景となっている。

 21年3月期は、新型肺炎の早期終息を前提に、連結営業利益60億円を予想。中国で承認申請中の「アサコール」は早期上市の期待も高まり、新薬などをテコに再び成長局面への復帰を見込んでいる。

 26日終値は、前日比123円高の2074円。

提供:モーニングスター社

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