27日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、上下に振れやすい展開か

為替

2020/3/27 8:47

ドル・円予想レンジ:1ドル=108円00銭-111円00銭

 27日の東京外国為替市場のドル・円は、月末需要なども絡み大きく振れやすくなるとみられる。

 きのうの米国時間に、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がテレビ出演し、さらなる金融緩和措置をとる用意があるとの旨を示唆。米株式市場が上昇で反応した一方、為替はドル売り優勢となった。

 きょう東京時間で日経平均株価が買い優勢となれば、ドル・円をサポートしそうだ。ただ、期末決算に向けてレパトリエーション(海外投資資金の本国への還流)の円買いが入るとの見方があることや、新型コロナウイルスの感染拡大が首都圏で日増しに高まっていることへの警戒感が強まれば、ドル・円を下押しする可能性がある。

 また、新型コロナウイルスの感染拡大により世界的にテレワークが進みつつある中で、市場参加者が減っているとの指摘もある。閑散相場特有の値幅の大きな展開にも気を付けたい。

<主な経済指標・イベント>

国内:3月末権利付き最終日

米国:2月個人所得・個人支出

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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