三井不が反落、大和証は「1」継続、目標株価は2260円に引き下げ

株式

2020/3/30 16:08

 三井不動産<8801.T>が反落。大和証券では27日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は3400円から2260円に引き下げている。

 目標株価2260円は、リスクシナリオによる株主還元額フローの現在価値から設定、引き続き、現在の株価からの上値が見込めることから、「1」を継続するとしている。

 21年3月期は「Otemachi One」の初期コストによる赤字が続くなど、主力の賃貸事業の利益成長は限定的な見込みであるほか、20年3月期の上方修正で利益成長のハードルが上がったこともあり、今後の不動産価格下落の可能性も見据えると増益確保は難しいと思われるとしている。22年3月期は主力の賃貸事業で「Otemachi One」などの利益寄与が期待できることから、物件売却に頼ることなく増益が見込まれるとコメントしている。

 また、5月の本決算発表時には、公表している総還元性向35%を40%に引き上げる可能性があると予想、今後は内部留保率60%でも十分に投資計画を継続できるものと思われるとしている。

 30日の終値は、基準値比48円安の1862.5円。

提供:モーニングスター社

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