富士電機、鋳物生産の省エネを実現する新型誘導炉を発売

株式

2020/4/3 7:32

 富士電機<6504.T>は1日、鋳物生産の省エネを実現する新型誘導炉「F-MELT100G」を発売したと発表した。

 誘導炉は、自動車部品、機械部品などの素材として使われる鋳物の生産工程において、原材料を高温に加熱し溶解する設備。現在、地球環境保護の観点から、鉄鉱石や石炭を原材料とする高炉に比べて、鉄スクラップを使用し溶解時の二酸化炭素排出量が少ない電炉が注目されている。同社では、誘導炉は電炉の一種だが、鋳物工場では電力の半分以上が溶解工程で消費されるため、誘導炉の効率向上は工場全体の省エネに大きく貢献するとしている。

 2日の終値は、前日比83円安の2262円。

提供:モーニングスター社

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